鉄道運行関連

安全、安定な列車運行を
支えるために

列車運行を支えるシステムを維持管理し、より役立つ新機能の開発や既存機能の改善に取り組んでいます。

輸送計画システム

「輸送計画システム」は、JR西日本管内を走行する列車のダイヤを作成するシステムです。
ダイヤ改正や、日々のさまざまな臨時列車のダイヤを作成しています。また、列車運行に必要な車両の使用計画や乗務員の勤務計画、乗務員が持つ時刻表などさまざまなデータを一元的に管理し、鉄道運行に関わる一連の業務を支援する大規模かつ大変重要なシステムのひとつです。
近年は日々の輸送計画業務の効率化を目的に、リモートワーク環境の整備やタブレットを使った業務改革など持続可能な業務の実現に向け、環境や機能改善を継続的に行っています。また、各現場に設置していたサーバや端末を仮想化・一元集約のうえ、強固なセキュリティ対策と現地通信環境に依存しないシステム環境を構築しました。
J-WITSは、列車運行を支えるこのシステムを維持管理し、より役立つ新機能の開発や既存機能の改善に取り組んでいます。

車両情報システム

「車両情報システム」は、JR西日本が保有する鉄道車両(約6,500両)のメンテナンス業務を支援するシステムです。
導入当初の目的であった車両メンテナンス業務の標準化、ペーパーレス化、効率化、情報共有などを達成し、車両の安全・安心・安定輸送に寄与してきました。
その後、DX施策として車両に搭載されているセンサーから取得したデータを活用し、リアルタイムに車両の状態や在線位置を確認できる「モニタ状態監視システム」も車両情報システムのサブシステムとして開発し、保守・運用を行っています。
今後もJ-WITSが開発・保守・運用を行い、車両メンテナンス業務の変革や車両情報システムの利活用と発展に貢献していきます。

保線業務管理システム

保線業務管理システムは、鉄道事業の要である線路設備のメンテナンス業務を支援するシステムです。
総延長5,000キロメートルの線路設備一括管理、検査漏れ防止、業務標準化、グループ会社連携を提供しており、安全な鉄道運用に必要な機能を4,500ユーザに提供しています。
近年導入された画像診断システム(レールやマクラギの状態確認)や空間測定装置(レーザにて点群データを取得し線路の中心とホームとの距離を測定)と連携し、安全性向上・業務効率化を推進しています。
J-WITSでは、多くの工務系システム(施設・電気・建築等)の開発・保守を行っており、クラウド技術の導入やPowerAppsを用いての業務改善も進めています。